ケース7 兄弟間で不平等な遺言

Tさんの場合

 

 ・Tさんは、二人兄弟 (Tさんは次男)

 ・父親が亡くなり、

      兄(Cさん)とTさんの二人で父親の財産を相続することになりました

 

しかし!生前から父親は兄の方ばかりをかわいがっており、

遺言でも、兄の相続分の方が明らかに多くなっていました

 

納得いかないTさん、何か方法はあるのでしょうか 。

 

 

         遺言の内容が、明らかに不公平で、不満や疑問がある時

         どうすればいいのでしょうか…

 

 

1.遺留分減殺請求をする

 

相続人には

   必ず受け取ることのできる最低限度の相続財産を得る権利

                          が法律によって認められています。

 

この権利によって

Tさんは、侵害された遺留分を返してくださいと兄のNさんに請求することができます。

 ※遺留分・・・一定の法定相続人には,相続財産の一定割合を相続できることが保証されています。

 

Tさんの場合は、兄弟二人で相続するので、Tさんには2分の1の遺留分が保証されています。

 

   解決できなければ…

        ↓

2.調停の申し立てをする

 

裁判所から選ばれた調停委員が、それぞれの事情を聞き、

            それぞれの意見を考慮して、解決策を提示します。


”調停委員が関与して行う話し合い"というようなものです。

※調停委員…弁護士などの専門家、大学の教授地域社会に密着して幅広く活動してきたひとなど、各分野から選ばれた人


ここで双方が納得すれば、解決!

 

   解決できなければ…

        ↓

3.審判の申し立てをする

 

調停とは違い、話し合いではなく審判が下されます。


法定相続分を基準にした決定がなされるため、

             Tさんが遺留分を認められる可能性は高くなるでしょう。

※審判…裁判官が、当事者から提出された書類や,家庭裁判調査官の行った調査の結果などに基づいて、判断を決定する手続き

    

 審判で出された結論にも不服がある場合には、高等裁判所に抗告することもできます

 

 

 

調停や審判になると、解決までにとても長い時間がかかることも…

 

 

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